愛犬にMRI・CT検査をすすめられた!考えておきたい費用と検査の流れ

MRICT検査の費用と流れ

獣医さんから、愛犬のMRI・CT検査をすすめられたけど、費用や当日までの準備はどんな感じで進んでいくのか気になりませんか?

 

私の愛犬がMRIとCTの検査を受けました。

 

検査を実際に受けてみてわかったこと、感じたことも交えて、実際にかかった費用や検査前までの準備などについて書いています。

 

この記事はこんな方におすすめです。
  • なぜ獣医師にMRI・CTを受けることをすすめられるのか…なんか不安
  • どれくらいの費用がかかるのか知りたい。
  • よく聞く麻酔のリスクってどれくらい?
  • 愛犬が本当にMRI・CTを受ける必要があるのか悩んでいる。

 

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愛犬に高度な医療検査(MRI・CT)をすすめられる理由

フレブル

あなたの愛犬は、触診やレントゲン、血液検査で大まかな状況がつかめていて、積極的な治療に進むために、部位の特定や正確な進行状況を把握するためにMRI・CTを受けることをすすめられていることが考えられます。

 

もしくは、特定できない症状が現れていて対処が追い付かず、なにか重篤な病気が背後に隠れているのかもしれない状況かもしれません。

 

いずれにしても、早期発見・状況把握をして、今後の治療に活かすために検査をすすめられています。

MRI検査でわかること

MRIは強力な磁気を利用して身体の内部を画像化する検査で、主に脳や脊髄の疾患をチェックできます。

  • 椎間板ヘルニア
  • 脳・脊髄の腫瘍
  • 脳・脊髄の梗塞
  • 脳脊髄炎
  • 水頭症
  • 内耳炎・前庭疾患
  • 鼻腔内腫瘍
  • 脊髄軟化症
  • 外傷・奇形

 

CT検査でわかること

X線を利用して身体の内部を画像化する検査で、骨や臓器の疾患がチェックできます。

  • 胸腔内腫瘍
  • 腹腔内腫瘍
  • 鼻腔内腫瘍
  • 門脈シャント
  • 消化気管内異物
  • 遠隔転移の確認
  • 骨折
  • 外傷・奇形
  • 骨の腫瘍

 

 

検査をすすめられるのは上記の病気の可能性が考えられているということです。

 

なぜ高度な医療検査をが必要なのか?

どちらにしても、獣医師からMRI・CTをすすめられた場合は、この先にさらに大きなステップがあるということだということです。

いまの状況が回復に向かう可能性があるということです。

 

MRI・CTは高度な医療検査のメリットは

  • 病気の早期発見やレントゲンなどでは見つけられない小さな異変などの正確な情報を得ることができます。
  • 正しい治療を選択できます。

 

検査前検査とMRI・CT予約時に提示される費用

我が家の場合(オス 11㎏ MRI検査を申し込み)

症状:ヘルニア及び骨髄の病気の疑い

検査前検査⇒レントゲン・血液検査(かかりつけの獣医院にて行う)・・・25,000円

MRI検査⇒20㎏以下・2部位・・・126,000円(検査センターでの支払い予定額)

 

MRT・CT費用例

検査機器症状(疑いのある症状)撮影部位基準となる体重費用例
MRI後ろ脚麻痺胸・腰部撮影の場合10kg未満77,000円〜
MRI発作頭部の撮影の場合30kg未満90,000円〜
CT腹部の腫瘍の疑い腹部3層造影撮影20kg未満87,000円〜
MRI/CTクッシング症候群などMRIとCT検査10kg未満139,000円〜

 

愛犬が検査を受けたキャミック動物検査センターのパンフレットを例にみると愛犬のサイズ(体重)と撮影部位で金額が変わります。
撮影部位、MRIかCTもしくは両方検査するなど細かいことは獣医さんの指示によって決まり、検査センターへの申し込みは全てかかりつけの獣医院が行ってくれます。

 

高額な費用なので予約する時点で、検査センターからペット保険に加入しているかなど確認されました。

 

検査前検査

検査前検査の結果とMRIの予約票 これを持って検査へ行きます。

 

 

 

愛犬がMRI・CT検査を受けた理由

おそらく検査を受けようをお考えの方は、結果を知り愛犬の生活の質を今よりも高めていこうという気持ちで検査を考えていらっしゃるはずです。

我が家の場合はこうでした。

  • 『2回目のヘルニア』のようだけれども、ヘルニアの治療が以前のような症状ではない。
  • ものすごく神経質になっている(痛み止めが作用していない)
  • なぜかどんどん後ろ脚がたたなくなる
  • 目に見える腫瘍の細胞検査はすべて脂肪球(良性)だった。
  • 今のレベルの状態だとヘルニアだとしてもレントゲンでは見えない
  • 血液検査、レントゲンでも原因は見えない。
  • 食欲が低下している(ヘルニアだけなら食欲は低下しない)
  • もしかしたら背後に骨髄の病気等があるかもしれない

 

愛犬は14歳4か月と高齢なので、対処療法で対応をしていましたが、数か月悩みMRIで検査をすることにしました。

 

検査を受けることを決めたのは、原因をはっきりさせてとにかく愛犬の痛みをとり、愛犬が生活しやすくしていこうという気持ちです。

 

MRI・CTの検査をすると決めたらハイスピードで物事が進みます。

『検査をします。』とはっきり伝えると、最短で翌日に検査当日を迎えます。

我が家の場合は検査前に麻酔に耐えられるか血液検査を行い1時間ほどで結果が出てから、最短で翌日と言われました。

しかし家族全員がお休みの日を希望していたので3日後にMRIの検査をしました。

 

MRI・CTは検査前検査後1週間以内に行います。

 

 

MRI・CTを受けるリスクはどんなものが考えられるのか?

検査機器

CTの機械

  1. 全身麻酔
  2. 装置に入る態勢
  3. マイクロチップなどの体内の金属(MRI)
  4. 検査音(MRI)

 

1.全身麻酔のリスクってどれくらい?

もし、あなたが全身麻酔で手術を体験したことがあるのであれば、麻酔から覚めたあと数日間は愛犬もあなたと同じような体験をする思っていて下さい。

 

わたしが感じたイメージとして、犬(動物たち)にとって全身麻酔をしてMRI・CT検査を受けるということは、人間が全身麻酔で手術を1回受けるレベルの負担があると思っておくのがよいと思います。

 

MRI・CT検査後数日(麻酔が切れた後)は家族が自宅で様子を見てあげることが必要になってくると思います。

 

わたしの愛犬は検査をおえて2日後の夕方に異変がありました。

体の動きとしては排尿をしているんだけど、実際は排尿していませんでした。

 

その日は麻酔も抜けており午前中に病院へも行ってチェックをしていたのです。

 

もちろん朝とお昼前にはしっかり排尿をしていました。

 

直観的にものすごく気になったのでかかりつけの病院へ連絡したところ、すぐに来てくださいということで、連れて行くとそのまま5日間入院。

 

愛犬は定期的な血液検査で腎臓の数値が高かったことはなく、犬種としても猟犬で体重も10㎏以上、体力もあるタイプですが、急性腎不全になってしまいました。

退院後も自宅で皮下点滴を行い、おかげさまで腎臓の数値も標準に戻りました。

 

じつは、数週間前から愛猫に皮下点滴を行っていたので、初めてではなかったにしろ、突然、愛犬に皮下点滴を行うことはなかなか上手にできす、正直戸惑いました。

愛犬も突然検査をしたり、入院したり、いきなりわたしが自宅で注射を打ったりするのでかなり驚いたと思います。(ガウってされるのは正直辛いです。)

 

あくまで我が家の愛犬のケースですべてのワンちゃんが全身麻酔で急性腎不全になるという事ではありません。
お仕事をされていらっしゃる方は検査後2-3日は念のためにスケジュールを見ておくのをお勧めします。

 

 

 

2.麻酔だけじゃなくMRI・CTに入る態勢にもリスクがあるように感じた

あお向け

犬がMRIに入る場合は脳や背骨(脊髄)をチェックするケースがほとんどです。

 

装置に入るときは背骨を下に『あおむけ』で長時間そのままでいます。

 

人間の場合も1部位30分くらい装置に入っていますが、犬の場合も同じです。1部位だけでなく、2部位、3部位と撮影する場合はかなり長時間『麻酔をかけたまま、あおむけ』の状態です。

 

検査前に『あおむけ』で装置に入ることを検査担当の先生から説明がありますが、初めて聞いたのですごく衝撃でした。

 

CTの場合、撮影はすぐに終わるりますが、画像処理に数時間かかります。

 

3.MRI検査では強力な磁気によりマイクロチップなど体内の金属が熱を持つ

磁場によって体内に入っている金属(マイクロチップ、医療器具)などの周囲が最大1℃ほど温度上昇すると説明を受けました。

金属周囲では画像が歪んでしまうため症状の解読に影響が見られる場合もあります。

 

マイクロチップに関しては『検査後に不具合を生じないと検証されています』が、『検査後の動作について不具合を生じない確約はできない』ようです。

 

耳番号や登録番号などのにも微量の金属が含まれているので、検査の際には伝えておくと安心です。

 

4.MRIの音(爆音)に関して犬たち(動物たち)への検査中の対応は?

MRIの検査を受けたことがある方は検査中の音が凄かったと、お感じになったと思います。人間の場合はヘッドフォンをつけ、クラシックが流れていますよね。

 

犬は聴覚が最優先の感覚なので、私はかなり気になり検査前に質問してみました。

 

麻酔下ではあるけれども、耳への負担を考えて脱脂綿を耳に詰めて検査を行うということでした。

 

愛犬が受けた施設では難聴になったケースは無いというお話でしたが、最新の装置に入ったワンちゃんで1例検査後に難聴になってしまったというお話を伺いました。

 

我が家の愛犬は聴覚に異常は出ていません。

 

 

検査前日~当日の流れ

 

かかりつけの獣医さんで検査前の検査をクリアしたら、検査施設へ予約を入れてくれます。

検査の始まる時間がきまると、絶食時間や絶水開始の時間を教えてもらえますので、お薬を飲んでいる場合は、絶水後にお薬を飲むか、飲まないか確認しておきます。

愛犬場合は15:00からの検査だったので、下記のような指示でした。

  • 前日21:00以降絶食
  • 当日12:00以降絶水でした。
  • 朝のお薬(痛み止め)は飲まない

 

朝一番の検査の場合は、必ず確認しておきます。午後なら午前中にかかりつけの病院へ確認することも可能です。

 

予約の時間の15分くらい前に受付を済ませます

検査前検査

先程のかかりつけの獣医さんのところで検査した結果です。コレ忘れたらアウトです。

問診票を記入したり。かかりつけの獣医さんから預かっているレントゲンや血液検査のデータを渡したりします。

その間にワンちゃんは看護師さんと検査前に再度体の動きの検査をうけたり、データをチェックしたりしています。

検査担当の獣医さんより、お話があったり、ここに至るまでの問診があり、検査の内容や麻酔についての留意点や各種書類にサインします。

 

検査時間

MRI・CTの検査は2~3時間です。

検査中は待合室でテレビを見たり、一度外出してお茶を飲んだり食事をしたりできます。

めったにありませんが、検査中に新しい発見があった場合は検査時間が延長になるケースもあります。

我が家の愛犬の場合はMRI中では想定していた症状は特に問題なく追加でCTの検査を受け、想像もしていなかった症状が見つかりました。

 

検査終了後

外出していた場合、愛犬が麻酔から覚めると連絡が入ります。

お迎えの時間を指定されるので、お迎えにいき、先にお支払いを済ませてから、先生から検査の結果についてお話があります。

検査結果

MRIとCTの検査結果。これを持ってかかりつけの病院へ行きます。

この時点で検査センターの先生とかかりつけの獣医さんは情報をやり取りしているので、MRI・CTの検査資料を受け取り、指定されて日にかかりつけの獣医さんへ行きます。

お会計合計

予定金額は126,000円でしたが、追加でCT検査も行ったため

合計金額は、172,000円となりました。

お会計時に再度ペット保険に入っているか確認があります。

わたしは保険に入っていなかったのですが、入っている場合、加入している保険会社にもよりますが、まず全額払い保険料手続きの書類を受け取る形になります。

 

愛犬のMRI・CT検査を終えて…

MRI・CTの検査は体験してみて、正直あらゆるレベルでリスクがあると実感しました。

  • 愛犬の体力・精神面
  • 検査の結果を知ること(真実と直面する)
  • オーナーのメンタル面
  • 費用

そのため、獣医師さんも無理やり進めはしません。

オーナーが、納得して決断するまで無理やりは進んで行きませんが、何度か提案されると思います。

 

検査はなるべく午前中に受けた方がいいと思います。

わたしの愛犬は、午後に検査を受けたのですべて終わって検査センターを出たのが21:00過ぎでした。

この時間だと、かかりつけの獣医さんは終ってしまっています。

 

検査センターでは麻酔から覚めて、覚醒後の様子をしっかりとチェックしてから愛犬を返してもらえますが、万が一、帰宅後に異変が起こった場合、夜間ではかかりつけの獣医さんに連れていけません。

 

また、我が家の愛犬のように、追加で検査を行う場合も考えられます。

 

申し込みがCTの検査の場合、追加でMRIを受けてもさほど時間が伸びませんが、MRIで申し込みをしてCTを追加する場合は、CTの撮影はあっという間ですが現像するのに2時間くらいかかるそうなので、急遽追加するとなると終わるまでにかなり時間がかかります。

 

もちろん後日再度追加検査を行うことも可能ですが、その際はまた、検査前の検査(レントゲン・血液検査)を行い、全身麻酔をかけてMRIもしくはCT検査を行うことになります。(料金も1日でまとめる場合とは価格が変わります。)

 

おわりに:結果知るということ

MRI・CTという高度な検査機器を利用した検査によって、愛犬の状態が本当によくわかります。

愛犬への負担、オーナーは真実を受け止める勇気が必要かと思います。
我が家の場合は、MRIでヘルニアも多少見つかりましたが、かかりつけの医院の診断どおり、現状の痛みに直結するレベルではないし、ましてコルセットを必要とする状況でもありませんでした。

また骨髄の病気もありませんでしたが、検査の先生がCTを勧めてくれて全然想像もしていなかった病気の発見がありました。

その病気は腺癌で見つかりにくいガンでした。すでに扁桃腺から顎へリンパ線を通して広がっていました。

痛みの原因がわかり今後の方針を考えることができましたが、かなり衝撃でした。

 

原因がわかり癌の痛みを取ることに集中していく方向になったので、あいまいな対処療法を続けていくよりはワンコの生活の質は上がっていると思います。

痛み無くゆっくりと眠ったり、大好きなソファーに自力で登ったり、できなくなってしまったことがまた出来るようになりました。

 

何度も何度も考えて家族全員が納得して、先生ともよく話し合い検査を受けることを決めてよかったと思います。

そして、このタイミングが最適だったと家族全員で納得しています。

でも、ワンコは検査を受けて、急性腎不全になってしまったこと、本当にゴメンって何度も思いました。

 

 

今回の愛犬とわたしの体験が、病気と戦うワンコとオーナーの皆様のお役に立てたら幸いです。

 

 

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MRICT検査の費用と流れ